農園について
はちみつを通じて
地元の魅力と
自然の恵みを全国へ
ウメから始まり、春にはサクラやヤマブキやツツジ、夏にはサルスベリやヒマワリ、秋にはコスモスやセンダングサなど…季節ごとにさまざまな花が移り変わる、自然に囲まれた越生町。そんな豊かな環境を活かし、地元の花々から採取したはちみつを全国へ届けています。
はちみつづくりを通し、越生町を元気にしたい。
そんな思いで、地域と連携しながら農業や里山保全に積極的に取り組んでいる【寺田養蜂園】。創業者の経験豊富なバックグラウンドを活かした丁寧な養蜂管理と製品づくりが、私たちの強みです。また贈り物にぴったりなデザインですので、大切な人へのギフトとしてもご愛顧いただいています。はちみつと越生町の魅力を伝えていけるよう、これからも丹精込めて製品づくりに取り組んでいきます。
多様なハチミツをお届け
百花蜜、あかしあ、山桜、ゆず、山栗などの様々なはちみつをご用意。それぞれ違った風味と香りをお楽しみいただけます。ウメや山桜、ゆずをはじめ、周囲の里山にはクローバーやウツギなど、多種多様な草花が咲き誇る…そんな豊かな環境の蜜源から集めた、特別なはちみつです。
当園が作るはちみつには、自然の姿がそのまま映し出されています。そのため、季節ごとに風味や香りが変化するのが特徴です。一言で「山桜のはちみつ」と言っても、その風味は毎年異なります。ミツバチが届けるそのときだけの特別な自然の恵みを、ぜひお楽しみください。
品質へのこだわり
寺田養蜂園が作るはちみつは、自然の恵みを最大限に活かした無添加・無加工の純粋はちみつです。添加物が含まれていないため、はちみつ本来の味と栄養を口にすることができます。また元気なミツバチが採取したはちみつは、採取したままでも豊かな味わいで、加熱処理により濃度を高める必要もありません。
味を整える工程が不要なため、花の種類や季節による味わいの変化を楽しむことができるのです。当園のはちみつをひとさじ舐めれば、スーパーで市販されている製品との違いにきっと驚くことでしょう。その豊かな風味と高い品質は、多くのお客様に高く評価いただいています。
はちみつには一般的にブドウ糖、果糖、ビタミン、ミネラル、アミノ酸、酵素、有機酸、ポリフェノールなど豊富な栄養が含まれています。自然由来で身体にやさしいはちみつを、ご家族皆様でどうぞ安心してお召し上がりください。
越生町の梅林を支える取り組み
ウメには花粉をほとんど持たない品種があり、その品種だけを植えても実はなりません。ウメの実を多く収穫するためには、ほかの品種と混植し、場合により人工授粉させる必要があります。
そこで活躍するのがミツバチです。ミツバチは2~3kmを行動範囲としているので、広範囲で受粉を行ってくれます。ウメの開花時期に合わせてミツバチの巣箱を設置するかどうかで、収穫量に約3倍の差が出ると言われています。寺田養蜂園では、交配用ミツバチとして梅農家にミツバチを貸し出しています。
地域の農業振興やウメ産業の活性化に貢献できているのも、ミツバチの力があってこそです。養蜂とウメ栽培を組み合わせ、地域の自然と農業の未来を築いていけるよう取り組んでいます。
日本とアフリカで培った豊富な養蜂経験
私は小さい頃から勉強より運動が大好きな子どもで、高校には駅伝部のスポーツ特待生として入学しました。学生寮の同部屋となったケニア出身の先輩に可愛がってもらったことがきっかけで、「なにかアフリカに恩返ししたい」と思いながら学生時代を過ごしていたことを今でも覚えています。高校3年間で2度の半月板損傷を経験し、その治療の中で「蜂針治療法」という民間療法に出会いました。患部にミツバチの針を刺すことで、膝の痛みが消えていったのです。そこから私は蜂の世界にのめり込むようになりました。
大学卒業後、福島県二本松市の養蜂場に就職。二本松市には全国で2ヶ所しかないJICA海外協力隊の派遣前訓練所があり、私は働きながら訓練所へ何度か相談にいきました。そして自身が持っている養蜂の技術や経験がアフリカの役に立てると信じ、養蜂場を退職後、JICA海外協力隊に応募しました。
アフリカの養蜂方法は、日本のものとはまったく違います。蜂が自然に巣を作るのを待ち、はちみつが溜まれば巣を蜂ごと焼き、蜜を収穫するという方法です。このような伝統養蜂箱から近代養蜂箱へ移し替え、農家さんに日本のやり方を教える地道な活動がスタートしました。同僚と一緒に1年かけ、150のミツバチの群を近代養蜂箱へ移し替えることに成功し、ミツバチを殺すことなくはちみつだけを収穫できるようになりました。また専用の濾し布についても伝え、綺麗なはちみつを採れるようになったのです。さらには養蜂家の子どもたちに対し、知識や技術を教える「青空教室」なんてものまで開催しました。同僚からは「Terra が来てくれて、この国の養蜂のレベルが 10年進んだ。一緒に仕事ができて、俺の人生は良い方向に変わった」という言葉をかけてもらいました。
帰国後は農業経営について学びながら、ミツバチの力を活かせる複合農業を模索していたところ、養蜂なら果樹との相性が良いだろうということで、埼玉県越生町の山口農園の山口由美氏を紹介していただきました。山口家に泊まり込みでウメ栽培についての指導を受け、2022年4月に「寺田養蜂園」を開園。養蜂とウメで新規就農しました。
今後の目標は養蜂場の拡大と、越生町すべてのウメの受粉をミツバチとともに担うことです。また海外協力隊時代の同僚や養蜂教室の教え子を日本へ招待し、養蜂場を見学してもらいたいと考えています。アフリカで取り組んできたように、これからも地域活性化につながる農業経営に取り組んでまいります。
贈り物にも最適なデザイン
高級感のあるギフトボックスに丁寧に梱包されたはちみつは、贈り物にもぴったりです。大切な方へのギフトとして、多く選ばれています。見ただけでその品質が伝わるような、洗練されたデザインが魅力的。特別な日のプレゼントや季節のご挨拶としても人気の逸品です。
お好みのはちみつを2~3本お選びいただき、オリジナルの詰め合わせギフトをお作りすることも可能です。大切な方や特別な日に、はちみつを通じて季節折々の「地元の自然の恵みを全国へ届ける」ことを目指しています。
Owner
-
オーナー
寺田 篤哉
埼玉県の自然豊かな環境で、非加熱・無添加の天然蜂蜜を生産しています。
JICA海外協力隊での経験を活かし、梅農家としても活動しながら、地域資源を大切にした養蜂に取り組んでいます。お客様に美味しさと健康をお届けできるよう、ミツバチと共に日々丁寧に蜂蜜作りを行っています。